バッハ 〜インベンションとシンフォニアの魅力〜
皆さん、こんにちは!愛媛のピアノ教室、LUMINA Music Academyです。今回はバッハのインベンションとシンフォニアについてお話します。
ピアノを学ぶ上で、バッハの「インベンションとシンフォニア」は避けて通れない大切な教材です。バッハと聞くと「難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、実は彼の音楽には、ピアノを学ぶ上での大切なエッセンスがたくさん詰まっています。
「インベンションとシンフォニア」は、ヨハン・セバスチャン・バッハが自分の子どもたちや弟子のために書いた練習曲集です。インベンションは2声、シンフォニアは3声の構成になっていて、どちらも対位法(異なる旋律を同時に奏でる技法)を学ぶのに最適です。この作品を通じて、生徒は「両手を独立して動かす力」や「音楽的なフレーズ感」、そして「響きを聴く耳」を身につけることができます。
しかし、いきなりインベンションに挑戦するのは難しいという方には、「プレ・インベンション」という導入教材もおすすめです。これはバロック時代の他の作曲家の小品を中心に、インベンションへの橋渡しとして編集された曲集で、基礎力を養うのにとても役立ちます。
バッハの作品はシンプルに見えて、弾けば弾くほど奥が深いことに気づきます。音の少なさの中にある構成の美しさ、そして響きの精妙さ。だからこそ、バッハの曲を学ぶことは、単に技術を高めるだけでなく、「音楽をどう表現するか」を考えるきっかけにもなります。
ピアノ学習をさらに一歩深めたい方には、ぜひバッハの世界をじっくり味わっていただきたいと思います。