代表前田翔太の紹介。

こんにちは。当ピアノ教室のブログをご覧いただきありがとうございます。今回は、教室代表であり講師を務める前田翔太についてご紹介します。

私は愛媛県松山市出身で、高校までは地元の普通科の学校に通いながら、音楽の勉強を続けてきました。本格的に音楽の道へ進むと決めたのは中学生のとき。桐朋学園大学を目指し、日々がむしゃらに練習をしていました。そして無事に進学を果たし、音楽の世界に本格的に飛び込むことになります。

入学後、まず衝撃を受けたのは、周囲の学生たちの演奏レベルの高さでした。音の出し方、曲の解釈、練習への取り組み方──何もかもが自分とは違っていました。それまで「たくさん練習すれば上手くなる」と思い込んでいた私にとって、それは大きな転機でした。

特に印象に残っているのは、何時間も練習してもなかなか上達しなかった自分に対して、先生から「それは“練習したつもり”になっているだけだよ」と言われたことです。最初は悔しかったのですが、今思えば本当にその通りでした。ミスを何度も繰り返しながら練習し続けることは、逆に悪い癖を体に染み込ませてしまうことにもつながります。

そこで私は、自分の練習方法を根本から見直しました。ただ弾くだけでなく、なぜうまくいかないのかを考え、楽譜を分析し、どうすれば改善できるのかを一つ一つ検証する練習に切り替えました。すると、不思議なほど演奏が変わっていき、自分の音にも手応えを感じるようになったのです。

この経験を通じて、「正しい方向に努力すること」の大切さを痛感しました。そして今は、これまで自分が学んできたことや苦労の中で得た気づきを、次の世代の生徒たちに伝えていきたいと思っています。

ピアノは、単に音を並べるだけの楽器ではありません。心で感じ、頭で考え、音で語る――そんな音楽の魅力を、一人でも多くの方に届けられたら嬉しいです。

前田 翔太

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